選択と集中「Selection and Concentration」
カルロス・ゴーン氏が日産自動車のCEO時代によく使っていた言葉です。
企業は人、物、金、情報の4つの資源を事業に投入することで営業活動を行っ ています。
この経営の資源を大量にかつ全方位に投下して事業を拡大するのではなく、企業が得意な事業領域を明確にし、資源を集中的に投下する戦略のことを言います。
これを西宮南高校野球部に置き換えて考えるてみると
我々の持つ資源とは、人、物、金、時間、場所です。
「いまあるこれらの資源ををどの事業領域に集中させるか。」
この冬はこの一点を考え続けた結果、「夏に輝く体づくり」と銘打ち「基礎筋力アップ」に資源を集中させることにしました。
時間もお金も人も場所も物もかけて取り組んできました。
3クールに分けて、上肢、下肢それぞれ8種類のメニューを負荷を上げながら基礎筋力をつくりました。
試験明けからは実戦練習ともに、筋トレの最終クールです。
夏に輝くためにの最後のひと踏ん張りです。
撓まず屈さず。
シーズンオフの期間は『長い冬』とよく表現されますが、指導者としては全く長いとは感じません。
あれも、これもと、実践したい内容は山のようにあり時間がいくらあっても足りないという感覚さえあります。
しかし、時間限定、期間限定の高校野球だからこそ何か一つの事に特化して【やり切る】事が重要だと感じます。
また、一つをやり切る事で、それ以外の事への波及効果が必ずあります。
南高校の選手のユニホーム姿が逞しく映っている事が成果であり、好転する兆しにみえます。
阪上先生
コメントありがとうございます。
【やり切る】とても難しいことですね。
どこまでやればやり切れてるのか。
自己満足という言葉に逃げてやり切ろうとしていないだけなのか。
自問自答が続きます。
ただ、甲南、宝塚西のダッシュには光明を見た気がします。
知識があっても実践しなければ意味なし。
エントモさんの言葉がしみます。